終活でのパソコン整理について
パソコンの整理といっても、さまざまな事が考えられます。
例えば、単にパソコンの中がごちゃごちゃしているので整理したい。から、
終活に備えて、パソコンの中を整理して家族にきちんとした状態で残しておきたい。というものや、
逆に、見られたくないものを削除などの整理をしておきたい。といったものまで。
あなたのお悩みは下記の内どれでしょうか?
それぞれ詳しく説明していきますので、クリックしてお選び下さい。
終活におけるパソコンの整理、スマートフォンなどの整理も含めて、しなくちゃいけないとはわかっていても・・・
なかなか取りかかれないですよね。時間のある時にやろう。なんて思っておられると思います。
確かにそれでも大丈夫なのでしょうが、終活に限っての話とすれば、重要なことは「自分がいない」ということです。
そのパソコン、そのスマートフォン、どこに何があって、どれが重要で、どういった契約があって。。。
自分以外の誰がわかります?
まして、パスワードや指紋認証がある場合、残された人には操作さえできません。
あなたのパソコンやスマートフォン、自分がいなくなれば大事なものなどもないし、別に操作されなくても大丈夫。ということであればよいですが、あの旅行の時の写真。あの人が好きだったあの歌。あの時やり取りしたメール。。。
残された人が手元に残しておきたい。と思っても手にすることもできません。あなたが残された側だったら悲しいですよね。
終活やエンディングノート記入などで気をつけられている人も多いと思いますが、最近特にトラブルが増えたりして、テレビや雑誌などでも頻繁に取り上げられていますので、耳にしたり目にした方も多いかと思いますが、注目されているのがパソコンの整理です。
パソコンの整理といっても、パソコンそのもの(パソコン自体)を売るとか、廃棄処分するというようなことではなく、パソコンの中に入っているデータをどう扱うか。ということです。
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用語の説明
巷では、「パソコン終活」「パソコン整理」や、パソコンではなくデジタルと言う言葉を用いて「デジタル終活」「デジタル遺品」「デジタル遺産」「デジタル資産」「デジタル断捨離」などと複数の呼ばれ方があります。
それぞれどのようなことを指していて、ご自身には何が必要なのでしょうか?
終活におけるパソコンの取り扱いについて一般社団法人終活協議会認定 終活ガイドの資格を持つ私が、解説いたします。
パソコン終活/デジタル終活とは?
パソコン終活/デジタル終活とは?
まずは、よく用いられている「パソコン終活」から説明していきます。
パソコンに入っている様々なものを、もし万が一のときに備えて、家族などに伝えたいことをきちんと整理して残すことが出来るようにする。ということです。
ただ、残しているだけではダメです。家族らが必要なものを探し出せるように整理もしておかないといけません。
また、パソコンの中に限らずインターネット上での契約なども含めて解釈されることも多いです。
「デジタル終活」に関しましては、パソコンに限らずスマートフォンやデジタルカメラの撮影写真や、テレビ・レコーダーなど、デジタル機器全般を対象に、家族に残すもの、伝えたいもの、そして不要なものの削除などを行うことを指します。
パソコン整理とは?
よく似た言葉で、「パソコン整理」というのもあります。
一般的な言葉の「パソコン整理」とは、様々な場所に保存されているパソコン内のデータを整理して見やすく探しやすくする。ということになります。
「パソコン終活」との違いは、パソコンを使う人が自分か他人か。ということです。
他人が操作した時に探しやすいように。とパソコンの中のデータを整理するなら、「パソコン終活」ということになります。
自分が操作した時にデータを探しやすくしたり、見やすくしたりする。というのは「パソコン整理」となります。
さて、「デジタル」が付くような言葉は、一体どういった意味があるのでしょうか?
デジタル遺品とは?
「デジタル遺品」の場合のデジタルとは、パソコンに限らず、携帯やスマートフォン、デジタルカメラや、テレビの録画情報なども含めた、広い意味でデジタルなものの取り扱いとなります。
遺品は、パソコンの場合、主に写真やご自身で作られたワードやエクセルのファイル、その他お気に入りやメールなどが該当します。
デジタル遺産とは?
よく似た名称の「デジタル遺産」は、どうでしょうか?
デジタルは、先程と同じで、広くデジタル全般的なものの取り扱いとなります。
遺産は、パソコンの場合、誤解を招くかもしれませんが、簡単に言いますと金銭に係るようなものになります。
例えば、インターネットでの金融口座や有料のネットサービス、ポイントなどもそうです。
ネット上での財産となりうるもの、利用するのに費用がかかったりするものが対象となります。
デジタル資産とは?
厳密的な区別は他と難しいですが、「デジタル資産」は、デジタル遺品と同様に使われる場合と、デジタル資産とデジタル遺品を総称して「デジタル資産」と呼ぶ場合があります。
デジタルン整理とは?
よく似た言葉で上記で説明した、「パソコン整理」というのもあります。
ほぼ「パソコン整理」と同じ意味ですが、対象がパソコンに限られていない場合によく使われます。
いわゆるデジタル機器全般が対象です。
デジタル断捨離とは?
なんとなく欲にいている名称の「デジタル断捨離」は、どうでしょうか?
今まで同様、デジタルの部分は、たと変わりありません。デジタル全般を指します。
断捨離は、他にも使われている断捨離と同じ意味で、不要なものを削除して、整理する。スッキリする。ということになります。
パソコンの場合ですと、保存されているデータの内、不要なものを削除してスッキリする。
そして、様々なところに保存されているようなものを整理して、わかりやすく、見やすく、探しやすいようにする。
ということになります。
すでに説明しましたパソコン整理と非常に近くて、同じような意味合いになります。
終活でのパソコンやデジタルの整理について
もう既に初められていて、やり方がよくわからないからこのホームページに来られた方も多くいらっしゃいます。
では、終活におけるパソコン整理は、どのようにすればよいのでしょうか?
上記にいろいろな「パソコン終活」とか「デジタル・・・」などを言葉の意味を説明いたしましたが、結局、パソコンを整理しておく。ということに集約されます。
整理という言葉がポイントなのですが、終活においては要は家族などが見た時にどうしておくか。ということが非常に重要になってきます。
お使いのパソコンやスマートフォン、タブレットなどをそのままにして、ご自身に万が一のことがあった場合、遺された家族や親戚、知人などが見たくなくてもあなたの使っていたパソコンを見る日がいずれきます。
・生前のあなたの行動について、何か大事なものや契約などを調べたり、探したりする時。
・誰も使う予定がなかったけど、子供や孫が使うようになったり、知人や親戚にあげたり。
その時に、パソコンを整理していなかったことで、2つの問題が起こる可能性が有るのです。。。
1,家族のためにデータを整理していなかった。。。
→探しているものがわからずに困ってしまうことに。
2,家族に見られたくないものを処理してなかった。。。
→ 見なくてよかったものを見てしまうことに。
これが、深刻な問題でデジタル遺品・デジタル終活などとも呼ばれる問題なのです。
パソコンの整理の必要性
もし、「デジタル遺品」「デジタル終活」など終活時のパソコン整理を行っていなかったとすると・・・
自分にもしものことがあった時・・・
1,家族にきちんと残せていなかった場合。
・会社の人から重要なパソコンでの書類を聞かれたけど、保存場所がわからない。
・あの時の思い出の写真はどこ?
・大事な知人に連絡したいけど、連絡先がわからない。
・カード会社から知らない請求が続いている。
・ネット銀行や証券会社の契約はあった?
・ずっとメールが送られ続けているんだけど。
・インターネットの乗っ取りにあっているのでは?
2,見られたくないものを残してしまった場合
・何、この写真?
・こういう趣味があったんだ。。。
・インターネットでこんなことをしていたなんて。
・ホームページでこんな写真を閲覧していたとは。
・このメールのやり取りしている相手は?
いなくなるだけでも悲しいのに、
その後、使っていたパソコンのことでさらに悲しませるなんて・・・
通常、パソコンは利用者が好きなように使っています。
必要な写真やフォイルの保存。ホームページ閲覧やメールなど。
パソコンは、その機能性から多種多様なことに利用されています。
もしもの場合、パソコン自体は廃棄や身内の誰かがその後使用し続けることは可能ですが、ご自身のデータをどうしてほしいのか。どういった重要なデータがあるのか。
仕事先や属しているグループや知人から「あのファイルが欲しいんですが。」なんて家族の者が言われることになると想像して下さい。
きっちりとお使いのパソコンを整理していないと、身内でもわかりません。
非常に困り果ててしまいます。
また、インターネットでのみ契約や登録した内容については、ご自身以外にはわかりえません。
かなり以前のものであれば、ご自身でも忘れてしまっている。ということもあるかもしれません。
パソコン利用が長ければ長いほど、こういうことが多くあります。
知らない請求が続いたり、個人情報が流出したりという可能性も出て来ます。
ですので、パソコンのデータなどのどれが重要でどれは不要か。などをきちんと整理し伝えないといけません。
不要なデータ。誰にも見せたくない。というようなデータをお持ちかもしれません。それらをしっかりと削除したり、逆に他の人が絶対に見れないようにパスワードを掛けておく。などする必要もあります。
「終活時のパソコン整理」をする必要のある人
- 週2回以上パソコンを使う
- ネット銀行やネット証券を利用している
- インターネットで商品購入したことがある
- 年賀状をパソコンで印刷している
- エクセルやワードなどで文章を作っている
- 写真をパソコンに取り込んでいる
- 絶対家族に見つけられたくないものがパソコンにある
それでは、どのようにしてパソコンの整理を行い、「デジタル遺品」「デジタル終活」などの終活時のパソコン整理対策をしていくのでしょうか?
少し具体的な内容を次のページで見てみましょう。
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