終活整理での実際の行動について

終活整理中には、エンディングノートを書かれている場合や、エンディングノートを作成している途中、もしくは作成しながら進めていきます。
エンディングノートの内容は、非常に多岐にわたりますので、何らかの内容について思い出しながら、想像しながら書き記していきますが、どうしても実際に行動しないとわからないこと。できないこと。ということがでてきます。
それらについて、実際に行動していくことになります。ではどういった内容があるのか見ていきましょう。
それでは、終活における実際の行動について、一般社団法人終活協議会認定　終活ガイドの資格を持つ私が、解説いたします。

もしものことがあった場合、家族などがご自身の荷物の整理を行うのが遺品整理です。
最近ではなくなったあとの 遺品整理を行っている業社もあります。
そういったところへ依頼することになるのですが、できれば予めご自身で整理しておくことで、ご家族の負担を減らすことが出来ます。主な項目をご紹介いたします。

衣服
何でもかんでも処分しなくても大丈夫です。思い出に残っているものは手元に残しておきたいですし、季節品などもめったに着ることがないかもしれませんが、置いておいてもかまいません。数年着ていない、サイズがもう合わない、今風ではない。などは、処分して良いものという判断が出来たものは捨てておきます。

本や音楽
これも整理しづらいですが、どうしてもという場合には再度購入することが出来るものもあります。
この項目は思い切って捨てて行くことが良いでしょう。捨てなくても中古として売る。ということも可能です。

家具類
これは、既に利用しているものは、生前にはほとんど整理できないものが多いですが、もし不要なものがあるのであれば、先に処分してしまっておきましょう。使っていないソファや衣服を整理すると洋服棚が一つ空く。というのもよくあることです。

電化製品
これも、日常使っているものであれば処分できませんが、不要なものがあれば処分しておきましょう。

その他
いろいろなものがありますので、一概にいえませんが、もしものときに家族が荷物を整理する際に、これは生前よく使っていたものだから。。。というように思い出してくれそうなものは、予めその時に処分してほしいかどうか決めてエンディングノートなどに書いておきましょう。

例えば、良く使っていたカップや枕など・・・
あとは、処分するタイミングは悩みますが、買い取ってもらえるものもたくさんあります。

貴金属などのアクセサリー 時計 ダイヤモンド 古銭・記念硬貨 お酒 毛皮 着物 洋服 ブランド レコード・CD 骨董品

写真や手紙などの思い出の品
正直これらの内容を生前に処分するのは難しいです。
ただ、整理することは出来ます。
きちんと一箇所にまとめておき、これは大事にしていたもの。ということだけ家族がわかれば大丈夫です。

ここまで主な項目をご説明いたしましたが、

日常使わないもので、大事なものなどはあまり見た目はよくありませんがダンボールに入れておきメモ書きしておく。という方法もあります。
また、いろいろなものを整理している時に、これは誰々に。というように形見分けを思いつくかもしれません。
そうしてまたエンディングノートに記載していって充実したものにしていってください。

葬儀
ご自身で自分の葬儀を用意する。というと変な感じですが、生前に葬儀の予約をしたりすることも多くなってきています。ただ事前に調べるというのもかなり難しく、葬儀社のホームページなどで予めある程度の情報を集めた上で、最寄りの葬儀社、全国展開の葬儀社などに相談するのがよいでしょう。

お墓
既にご先祖のお墓があり、その場所が遠方であれば、一度墓参りも兼ねてその場所へ行き管理などの情報を調べる必要があります。管理している親族へ電話でお聞きすることだけでも十分です。
お墓を新しく建てて入りたい。という場合には自分で墓石や場所を調べて、どんな墓石にするのか、そしてどこに建立するのか。などを決めておきます。

→　お葬式やお墓などについて、こちらでも詳しく説明しています。

いろいろな免許や資格などお持ちでそれらの資格が不要であれば、それらの登録抹消、返却、返納など行っておいても良いでしょう。
また、使用していない預金口座があれば口座の解約もしておきます。
クレジットカードなどの整理もしておくと良いでしょう。

遺言書などの作成を行う場合にも、何処に頼むのかなど調べたり実際に出向いて相談したりする必要があります。
→　遺言書などにいて、こちらでも詳しく説明しています。